23日のメイン(最終)12Rは、
JBCスプリント指定競走(
地方競馬の有力馬を選定するための指標となる一連の競走。8月から各地で施行されている)でもある「第2回
ウポポイオータムス
プリント/H2・1200m外回り。JBC協会協賛
ミッキーアイル賞」。
昨年、それまでも実質的に地元古馬短距離のチャンピオン決定戦だった“道営ス
プリント”が「H2」から最上級の「H1」へと格上げされ、同時にシーズン最終競走の大一番「
道営記念H1」の一つ前へと移設されたことで、その前哨戦として、「民族共生象徴空間
ウポポイ」のオープン(一般公開開始)もあった中で新設されました。1、2着馬には「道営ス
プリントH1」への優先出走権が与えられます。
現下のホッカイドウ古馬短距離戦線は、距離(1000m/1200m、いずれも外回り)や馬場状態などによって勝ち馬が入れ替わる“群雄割拠”の状態。今回も勝ち負けを期待できそうな有力馬は五指に収まりきらない印象で、前2日間の重馬場発表(※執筆時は「重」)から馬場状態がどう変化するのかによっても、各馬の評価の軽重は左右されるかもしれません。
降雨の影響で、前の組が簡単には止まらない時計勝負の馬場状態になっていれば、そうした馬場状態を最も望んでいるだろう
アザワクを筆頭に前で攻める
イダペガサスや
グレイトダージーらに有利に働きそうですし、ある程度乾いて
パワーも求められるような状態となった場合には、昨年道営ス
プリントH1をC2条件勝ちからの超・格上挑戦で直線一気を決めてみせた
ジャスパーシャイン、昨年10歳でダート
グレード競走「
北海道スプリントカップJpnIII」を差し切った
メイショウアイアンやこの門別1200mで18勝すべてを挙げている
ソルサリエンテに有利となりそうです。
このほか、重賞実績こそないものの崩れず安定感ある
ウワサノコウタロウ、さすがに近走いくらか衰えも感じるものの門別1200mで13勝、通算では35勝!を挙げている
カツゲキライデンらも上位争いに加われて不思議はない走力を備えてはいます。
当日の馬場状態や各レースの状況などもチェックした上で勝ち馬検討をしていただきたい「第2回
ウポポイオータムス
プリントH2」の発走時刻は20時40分です。お楽しみに!
(文:ひだか応援隊)