「根岸S・G3」(30日、東京)
前走Vの勢いに乗り、重賞初タイトルを狙う
オーロラテソーロ。脚元がしっかりとしたことで調教強度が上がり、本来の能力を引き出せるようになった。相手は一気に強くなるが、上昇ムードにある今ならアッと言わせる走りを見せてくれるかもしれない。
もう何の不安もなく戦える。前走のりんくうSでオープン勝ちを決めた
オーロラテソーロが、万全の状態で重賞初制覇を狙う。
前走は好発から2番手で運ぶと、直線抜け出して2馬身半差の快勝。畠山師は「阪神との相性の良さはあったんだろうけど、千二にうまく対応してくれた。秋山騎手も初コンビだったが、積極的な競馬をしてくれた。外枠でスムーズに走れたのも良かったのかも」と振り返る。
かつては脚元が弱く、坂路を中心に調整されてきた。師は「あまり無理しないように調教をやってきたけど、前走あたりから徐々に脚元がしっかりしてきたことで、ウッドコースでの攻め馬を強化できるようになった。そのことで総合的な底上げができたのではないかなと思う」。前走後は10日間ほどトレセン近郊で放牧。帰厩後はすぐに美浦Wで追い切るなど順調そのものだ。
東京ダート千四の舞台も問題はない。指揮官は「もともと千四を走っていた馬だから。下のクラスの時だけど、東京でもしっかり走っている。メンバーは強くなるが、今の充実ぶりでどこまでやれるか」と期待を膨らませた。心身ともに力をつけてきた5歳馬。ここで大駆けがあっても驚けない。
提供:デイリースポーツ