20日に東京競馬場で行われるフェブラリーS(4歳上・GI・ダート1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ゴールドアリュール。次点で4回の
キングカメハメハが続き、2回が
トワイニング、
マジェスティックウォリアー、
シニスターミニスター、
カリズマティックとなっている。
ゴールドアリュール産駒は[3-4-1-12]。14・15年と
コパノリッキーが史上初の連覇を達成するほか、17年
ゴールドドリーム、データ集計期間外にも10年
エスポワールシチーが勝ち馬として名を連ねている。リピート好走が多いことも特徴のひとつで、
エスポワールシチーは8歳となった13年にも9人気2着と奮闘していた。今年は
サンライズノヴァが出走予定。
American Pharoah産駒は[1-0-0-0]。産駒初出走となった昨年は
カフェファラオが1人気に応えて快勝。同馬は東京ダート1600mで3戦3勝と底を見せておらず、今年もディフェンディングチャンピオンとして2連覇を目論む。なお、同種牡馬の下級条件を含めたコース成績は[5-1-0-11]、勝率29.4%・複勝率35.3%となっている。
キングカメハメハ産駒は[0-2-2-8]。勝ち馬こそ出せていないものの、14年には
ホッコータルマエと
ベルシャザールが2・3着で入線するほか、近年も18年
レッツゴードンキが10人気5着、19年
ユラノトが8人気3着、21年
エアスピネルが9人気2着と上位を賑わせている。今年は
エアスピネル、
ダイワキャグニーの2頭が出走予定。
クロフネ産駒は[0-0-0-4]。16年
ホワイトフーガが5人気10着、18年
テイエムジンソクが2人気12着と上位人気馬でも二ケタ着順と苦戦しており、父系を
Deputy Minister系と広げても[0-0-0-7]と好走例がない点は気になるところ。今年は
ソダシの動向が注目される。