「
CBC賞・G3」(3日、小倉)
ルーキーの
今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島=が、2番人気の
テイエムスパーダを鮮やかに逃げ切りVへ導き、自身重賞初挑戦初勝利を決めた。
好発からハナを切ると、快調に飛ばして前半3Fは31秒8。しかし、パートナーの脚勢は全く落ちない。ラ
イバルが次々と脱落していく中、直線もしっかりと粘り腰を発揮し、1分5秒8のJRAレコードを刻んだ。3馬身半差の2着は3番人気の
タイセイビジョン、3着は1番人気の
アネゴハダが入った。
騎手デビュー年の重賞勝利は08年
三浦皇成騎手(
函館2歳S=
フィフスペトル)以来、約14年ぶり。聖奈は「うれしいですね。馬の力を信じて、自信を持って乗れたのが良かったと思います。前に行く馬が多く、ここまでいろいろと勉強して、最高の結果を出すことができました」とニッコリ。
初の重賞
トライにも「冷静でした。走るのは馬ですから、気負っても馬にとってプレッシャーになるだけなので」と話し、「(最後は)セーフティーリードかな、と思い、ハンドライドでしっかり追いました。逃げ切る気持ち良さを感じながら、人馬一体になれたかなと思います」と勝利の瞬間を振り返った。
提供:デイリースポーツ