聖奈が新たな“勲章”をゲットだ。先週、女性騎手の
JRA年間最多勝利記録を更新した
今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島厩舎=が、今週は新潟の年間リーディング獲得を目指す。ラスト2日の今年の新潟。2勝差でリードするトップの戸崎が東京で騎乗するため、自身の2日間の成績次第で逆転は可能だ。
“ラブコール”も
パワーになる。今週から短期免許で騎乗する英国の女性騎手ホリー・ドイルが「お会いできるのが楽しみ」と対面を熱望。「イギリスの女性ジョッキーで、すごい人がいるとずっと聞いていた。いつかは会ってみたいな、と思っていた。短期免許で来られると聞いた時は、勉強になるなと思いました」と、今年英国リーディング2位の来日を喜んでいる。「どんな競馬をするか。乗っていないレースの見方も変わってくると思います」と技術を貪欲に学ぶつもりだ。
新人女性初へ 地方交流も含めると通算49勝。51勝に到達すれば、現在の4キロ減から3キロ減に変更され、騎手としての階段をひとつ上ることにもなる。今週は新潟で17鞍に騎乗。「2回続けて乗せてもらっているので、イメージしやすい」と連続2着の
モーメントキャッチ。デビュー戦2着で、追い切りで感触を確かめた
ヴゼットマシェリなど、土曜の序盤戦から好勝負に持ち込めそうなラインアップ。女性騎手では藤田菜七子が19年新潟で年間リーディングを獲得しているが、新人の女性騎手では初の“快挙”。聖奈から今週も目が離せない。
スポーツ報知