同期のなかで最年長となる小林勝太騎手(20)=美浦・小野厩舎=は、待望のデビューを前にして浮かれるそぶりはない。「憧れていた職業で、競馬学校を卒業してここまでこられましたが、ゴールではなくスター
トライン」と、頼もしく言い切った。
実家が長野県松本市で牧場を経営しており、物心がついた頃には馬に乗っていたという。小さい頃の写真はポニーや農耕馬と写っているものが多く、「休みの時はゲームとかじゃなくて、自分は馬でした」と笑う。草競馬で腕を磨き、騎手を志すのは自然の成り行きだった。
今週は土日の中山で5鞍に騎乗予定で、日曜の12Rの
コーリングローリーは自厩舎で普段から調教をつけている。「あの馬の
スタイルで、落ち着いて乗ることが大切だと思います」。持ち味の末脚勝負を意識して、冷静な手綱さばきを誓った。
◆騎乗予定
【土曜中山】
2R
シークレットトーク 3R
シャインソテツ 7R
カレイジャス 【日曜中山】
2R
ミユキアモーレミオ 12R
コーリングローリー
スポーツ報知