2歳馬情報「厩舎編」は東西有力厩舎の素質馬たちを全12回で紹介します。この中に、来年のクラシックホースがいるかも!?第7回は矢作厩舎編
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昨年、仏アルカナ社のセールにおいて210万ユーロ(当時のレートで2億8000万円超)で落札され、話題になった
シンエンペラー(牡、父
シユーニ、母スターレッツシスター)。
凱旋門賞馬
ソットサスの全弟に「(デビューは)秋だと思いますが、大いに期待しています。日本の競馬に適合すると思って買ったので、クラシックを意識して使いたい。ヨーロッパの馬にしては機敏さがある」と矢作師は期待大。
大ブレークの
ドゥラメンテ産駒からは
ドゥマイシング(牡、
母フォースタークルック)。「すごくしっかりしているし、馬もいい。前向きな感じもあります。5月ぐらいの移動を考えている」と楽しみにする。
ホウオウプロサンゲ(牡、父
キズナ、
母セルキス)は21年当歳セレクトセールにおいて4億1000万円(税抜き)で取引された。。「早い組で考えています。デビューは千八。それ以降は二千以上と思っています。非常にいい馬のまま推移しています」と評価する。
セーラス(牝、父
キズナ、
母レリカリオ)の祖母は北米ダートG1馬。「世界的な血統なので一発出したい。初子より明らかにいい」と手応えは十分。「速攻系のイメージ。
カーリンですけど、芝を使ってみたい。POG的な面白さはあるのでは」と話す
ルージュシュエット(牝、父
カーリン、
母ダンシングラグズ)も好感触だ。
提供:デイリースポーツ