新潟記念を制した
ノッキングポイント(牡3、美浦・
木村哲也厩舎)が、
菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)でGI初制覇を狙う。
ノッキングポイントは父
モーリス、
母チェッキーノ、母の
父キングカメハメハの血統。母は16年
フローラS、祖
母ハッピーパスは03年
京都牝馬Sの覇者。曾祖母は名繁殖牝馬の
ハッピートレイルズなので、93年
マイルCSを制した
シンコウラブリイ、05年
セントライト記念覇者の
キングストレイルなどと同牝系となる。
ここまで7戦3勝。昨年6月の東京でデビュー勝ち。その後、
サウジアラビアRCが4着、
ジュニアCが6着と足踏みが続いたが、今年2月の自己条件で待望の2勝目。これで軌道に乗ると、
毎日杯で2着、
日本ダービーでも5着に健闘し、世代トップクラスの能力を証明。古馬との初対戦となった前走の
新潟記念で待望の重賞初制覇を果たした。
今回は86年以降では17年
ウインガナドル(16着)、18年
ブラストワンピース(4着)、22年
フェーングロッテン(15着)に続いて4頭目となる
新潟記念から直行での菊参戦。過去3頭は全て人気以下の着順に終わっているが、嫌なジンクスを覆すことができるか。一族では
シンコウラブリイ以来で30年ぶり、牡馬に限れば初となるGI制覇を期待したい。