競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
桜花賞は2番人気
ステレンボッシュ(牝、美浦・国枝)がV。モレイラJの見事な手綱さばきで、阪神JF2着の雪辱を果たしG1初制覇を決めた。
オークス(5月19日・東京、芝2400m)で牝馬2冠を目指す。
ライトバック(牝、茶木)はほぼ最後方から、直線で大外へ持ち出すとメンバー最速の上がり3F32秒8の末脚で追い込んで3着。師は「しまいはとてもいい伸びでした。悔しかったですが、折り合いに進境が見られ、このメンバーを相手にやれることが分かって、収穫は大きかったと思います」と手応えを口にする。次走は
オークスを予定。「レースぶりを見て、距離を延ばしてみようかなと。初めての2400m、スタンド前の発走など課題はありますが、大きいところを狙えるだけのポテンシャルは持っている馬ですから」と、さらなる活躍を期待した。
フェアリーS1着以来だった
イフェイオン(牝、杉山佳)は11着。師は「タイトな競馬になりましたし、直線は外が伸びる馬場状態でしたので。内枠だったこともあり、厳しかったです」と肩を落としていた。次走は未定。
今週は栗東・茶木厩舎に入厩している2歳馬の様子をお伝えしたい。
シャドーストライク(牡、
母リリースペイン)は新種牡馬
サートゥルナーリア産駒。師は「背中が柔らかくて、とてもいい馬。距離の融通性もありそうです」と好感触を伝える。
同じく新種牡馬の
アドマイヤマーズを父に持つ
マーウォルス(牡、
母ウェイクミーアップ)には「すごくいい馬ですね。ゲート試験はすでに合格。早い時期にデビューができそうな印象です。
ダイワメジャーの孫で、距離は1400~1600mくらいが合っている感じがします」と初陣Vを意識する。
ロードバルセロナ(牡、父
ビッグアーサー、
母クライフターン)には「体形や血統背景からも短距離向きの印象です。もう少し馬体が締まってくれば」と展望。
熊本産馬
ランドオブファイア(牡、父
ゴールスキー、
母ボランス)には「まだ弱いところがあり、これから良くなってくると思います」と成長に期待を寄せていた。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ