競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
次週の注目新馬は6月8日の京都5R(芝1600m)を予定している
カルドウェル(牝、中村、父
スワーヴリチャード、
母プロキシマ)。初めてのコース追いとなった23日は、栗東CWで6F84秒4-38秒1-11秒6の好時計をマークし、師は「時計が良かったのは内めを回ってきた分もあると思いますが、思った以上にしっかり動けていました」と満足げに振り返る。30日には松山を背に同6F82秒9-37秒5-11秒5を計時。外を回ってしっかりと負荷をかけ、抜群の動きを披露した。「とてもいい動きでした。追ってからの反応も良かったし、初戦から楽しみです」と鞍上も好感触。牧場サイドの評判も高く、楽しみな一頭だ。
毎年、活躍馬を送り出している中内田厩舎の初陣は
ラトラース(牡、父
キズナ、
母ローブティサージュ)で、6月16日の京都5R(芝1600m)を予定している。30日の栗東坂路で初めて追い切り、4F56秒4-12秒5をマーク。母が2歳女王で、半兄にオープン馬
リアンティサージュがいる血統馬だが、順調にきている様子だ。
近親に重賞活躍馬が並ぶ良血
サラコスティ(牡、池添、父
エピファネイア、
母サロニカ)も栗東で順調に乗り込みを進めている。師に印象を聞くと「背中が柔らかくて、とてもいい馬です。
エピファネイア産駒にしては口の強さがそこまでなくて、いいまとまりがあります。(近親の)
サフィラとは体つきが似ていますね」と好ムードだった。(馬サブロー栗東支局・塩手)
提供:デイリースポーツ