スタンドリフレッシュ工事のため、昨年4月から休催していた阪神競馬場が今週末から再開する。ずばり、“シン・阪神競馬場”と銘打った今回の改装。ファミリーエリア拡充を目的として、屋内キッズパーク「あそび馬!」がオープンするほか、着席型フードコートが新設されるなどグルメエリアも一新。指定席も新しくなり、グループで利用できるソファ席などを設置。
JRAでは特設サイトを公開し、
リニューアルオープンをアピールしている。
開幕初日となる1日(土)の10Rには、阪神競馬場
リニューアルオープン記念(4歳上・3勝クラス・芝3000m)が組まれている。レース条件は昨年まで行われた
松籟Sを引き継いだもの。
JRAの「記念競走」を制すと不思議にも出世する馬が多く、勝ち馬のその後には注目したい。一例を挙げると、23年4月の競馬法100周年記念は、同年の
七夕賞を制す
セイウンハーデスが勝利。23年10月の
JRAアプリリリース記念を勝った
パラレルヴィジョンは、
霜月Sを挟んで
ニューイヤーS、
ダービー卿CTと連勝した。さらに昨年2月のJCベストレース記念では
シュトルーヴェが白星を飾り、そのまま
日経賞、
目黒記念を制している。
阪神競馬場
リニューアルオープン記念の表彰式プレ
ゼンターは、
JRA年間プロモーションキャラクターの佐々木蔵之介さんだが、同氏は23年の京都競馬場グランドオープン記念でもプレ
ゼンターを務めた。同レースを制した
ドンフランキーは、続くプロキオンSで初タイトルを手にするなど重賞3勝。そんな“縁”にもあやかって、今回の勝ち馬にも大きく飛躍して欲しいところ。
1日(土)は
ウェルカムバンドの演奏や、場内で使えるグルメクーポンが当たる
Welcomeチャンス! 特別版など、イ
ベントも数多く行われる。装い新たなスタンドを
バックに、ひさびさとなる仁川の熱戦で、今週末は盛り上がりを見せることだろう。