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桜花賞・G1」(13日、阪神)
いよいよクラシック戦線が幕を開ける。牝馬3冠の第1弾には多彩なメンバーがそろったが、中心は昨年のJRA最優秀2歳牝馬の
アルマヴェローチェだ。前走の阪神JFを制した勢いはもちろん、中間も順調そのもので、動き、馬体ともにさらに良くなっている。初めての阪神となるが、卓越したセンスを生かして1冠目を奪いにいく。一方、データ班は阪神JF2着馬の
ビップデイジーを猛プッシュした。
▼傾向(過去10年)
牝馬クラシック第1弾。勝ち馬には過去10年だけでも18年
アーモンドアイ(G19勝)、19年
グランアレグリア(同6勝)、20年
デアリングタクト(同3勝)、23年
リバティアイランド(同4勝)と歴史的名牝が名を連ねている。
▼人気
1番人気〈1・4・1・4〉
2番人気〈5・1・0・4〉
3番人気〈1・2・2・5〉
4番人気〈0・0・0・10〉
5番人気〈1・0・1・8〉
1番人気の信頼度はひと息。15年こそ3連単23万円オーバーとなったが、比較的平穏傾向。
▼所属
栗 東〈6・8・6・95〉
美 浦〈4・2・4・53〉
勝ち鞍は栗東、勝率は美浦がリード。
▼
ステップ 阪神JF〈3・2・0・4〉
チューリッ〈2・8・5・33〉
フィリーズ〈1・0・2・42〉
エルフィン〈1・0・1・2〉
クイーンC〈1・0・1・18〉
朝日杯FS〈1・0・0・1〉
シンザン記〈1・0・0・2〉
フェアリー〈0・0・1・6〉
フラワーC〈0・0・0・9〉
アネモネS〈0・0・0・20〉
勝ち馬9頭が芝1600メートルのオープン競走か重賞から参戦。ただし、馬券圏内ゼロの東の
トライアル・
アネモネS組は除外。
▼前走内容
勝ち馬全頭が3着以内。同9頭が3番人気以内に支持されていた。
▼キャリア
勝ち馬8頭がキャリア3~5戦。同じく8頭が新馬戦を制していた。
▼実績
勝ち馬8頭が芝1600メートル重賞で連対経験があった。
▼決め手
逃 げ〈1・0・1・8〉
先 行〈3・4・2・30〉
差 し〈3・4・6・68〉
追 込〈3・2・1・42〉
勝ち馬9頭が前走の4角を6番手以内で通過するか、最速上がりをマークしていた。
▼注目馬 全項目をクリアしたのは
ビップデイジーだけ。阪神JF2着と実力は十分。今回の大一番に向けて
チューリップ賞をひと叩きし、さらなる上昇を期待したい。(記録室)
提供:デイリースポーツ