4戦無敗でモルニ賞を制した、ハットトリック産駒のダビルシムが凱旋門賞同日の2歳限定G1競走に出走する。凱旋門賞の2レース前となる、ロンシャン競馬場第4レースのジャン・リュック・ラガルデール賞(芝1400m、牡せん57kg、牝55.5kg)で、出走頭数は7頭。
枠 馬名 騎手
1.American Devil...M.ギュイヨン
2.Dabirsim................L.デットーリ
3.Sofast....................O.ペリエ
4.Salure....................D.バルジュー
5.Veneto...................T.ジャルネ
6.Mac Row...............C.P.ルメール
7.Fort Bastion........R.ヒューズ
【補足】
凱旋門賞は運営かどなたかがアップすると思いますのでこちらを。
ひと言でいえば、「ダビルシムが初の1400をこなせるかどうか」の一点に尽きる一戦です。
というのも、今回は非常に相手が手薄です。まず地元勢では、ジャン・シュック・ラガルデール賞と同じコースで行われる前哨戦ロシェット賞の優勝馬Sofastと2着のMac Law、1番人気で3着に敗れたAmerican Devilがライバル。ただし、ロシェット賞は馬場状態が不良で、天候がよく良馬場が予想される本番に直結するか微妙なのです。なにより、Sofastはモルニ賞で4着に破った相手ですしね。とはいえ、Sofastはモルニ賞がデビュー2戦目、コースと距離の経験を積んで巻き返しを狙っているでしょう。要注意です。
遠征組はさらに手薄で、G3で2着の馬が2頭いるものの、Salureは6戦全連対とはいえ格下のイタリア調教馬、Fort Bastionはイギリスの未勝利馬と、実績不足は否めないところ。
こうなれば当然、ダビルシムが断然の1番人気となるのは確実でしょう。あえて初距離以外の不安を挙げるとすれば枠、ですかね。追い込みタイプで内枠は若干心配ではありますが、ロンシャンの直線は長いので、そう不安視することもないと思います。
ここできっちり勝てれば来年の各国2000ギニーを視野に入れることになるわけで、今後を占う意味でも負けられない一戦だと思います。凱旋門賞はもちろん注目ですが、こちらも期待しましょう。
- ネタ元のURL
- http://www2.france-galop.com/fgweb/Domaines/Courses/course_detail.aspx?aaCrse=2011&spCrse=P&numCrsePgm=00946