2010年の英ダービーをレースレコードで圧勝し、ナカヤマフェスタを下して凱旋門賞を制したワークフォースを社台グループが購入。社台スタリオンステーションで2012年から供用されることが明らかになった。種付け料は現在のところ未定。
ワークフォースはカーリッド・アブデュラ殿下の自家所有馬で、戦績は9戦4勝。上記2つのG1のほか、G3を1勝、エクリプスS2着がある。連覇を狙った今年の凱旋門賞12着が最後のレースとなった。英ダービーと凱旋門賞を勝った競走馬が日本に輸入されるのはラムタラ以来2頭目。
徳武英介氏(社台SS)「英ダービーをレコードで勝ったようにスピードが魅力で、キングマンボ系の種牡馬ということでサンデーサイレンス系の牝馬とも非常にマッチするところがいいですね」
【補足】
さすがはGallopなどを発行し、競馬中継も担当するフジサンケイグループ、欧米もまだ知らない特ダネをキャッチしたようです。取り急ぎ報告。
キングマンボ系といえば、なんといってもキングカメハメハの大成功で、ポストサンデーサイレンス系と目されている血統。同じ父を持つ日本ダービー馬エイシンフラッシュもいずれ種牡馬入りするでしょうし、10年後キングマンボ系がどういう勢力図を描いているか、興味深いですね。
ちなみにワークフォースの父キングズベストは、ヨーロッパマイル戦線を席巻したフランケルを出した大種牡馬ガリレオ、超スターホース・シーザスターズらの母アーバンシーの半弟、つまりガリレオらの叔父にあたる血統です。
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