11月15日にヨーロッパのその年の活躍馬を選出するカルティエ賞が発表され、フランケルが年度代表馬および最優秀3歳牡馬に選出された。各部門の受賞馬は以下のとおり。
■年度代表馬、最優秀3歳牡馬 Frankel/フランケル(牡3)
通算成績9戦9勝、2011年5戦5勝
主な勝利●2000ギニー、セントジェームズパレスS、サセックスS、クイーンエリザベス2世S
※G1勝利数、倒した相手、レース内容ともに他をリード
■最優秀古馬 Cirrus des Aigles/シリュスデゼーグル(せん5)
通算成績38戦13勝、2011年10戦5勝
主な勝利●チャンピオンS
※昨年JC9着馬が本格化。So You Thinkを破ったことが決め手か
■最優秀3歳牝馬 Danedream/デインドリーン
通算成績12戦6勝 2011年7戦4勝
主な勝利●凱旋門賞、バーデン大賞、ベルリン大賞
※牡牝混合G1の3勝でつけた着差合計16馬身。Frankelがいなければ年度代表馬の座も
■最優秀2歳牡馬 Dabirsim/ダビルシム
通算成績5戦5勝
主な勝利●モルニ賞、ジャンリュックラガルデール賞
※ノミネート唯一G1を2勝。日本からアメリカに輸出されたハットトリックの初年度産駒
■最優秀2歳牝馬 Maybe/メイビー
通算成績5戦5勝
主な勝利●モイグレアスタッドS
※ノミネート唯一の無敗。他のノミネート4頭中2頭を破っている
■最優秀スプリンター Dream Ahead/ドリームアヘッド
通算成績9戦6勝 2011年5戦3勝
主な勝利●ジュライC、スプリントC、フォレ賞
※6ハロンのG1を2勝のほか、フォレ賞でGoldikovaを撃破
■最優秀ステイヤー Fame and Glory/フェイムアンドグローリー(牡5)
通算成績21戦13勝 2011年6戦4勝
主な勝利●ゴールドC
※ブリティッシュチャンピオンズシリーズの対象レースを2勝
【補足】
ダビルシムは元記事だとJ-Lラガルデール賞の脅威の末脚が評価されてますね。日本産種牡馬の産駒の受賞はディヴァインライト産駒の2007年最優秀2歳牝馬ナタゴラ以来。
年度代表馬はフランケルの受賞で多くの方が文句なしなのでは。特に今年前半は無茶なレース運びで圧勝と、数字以上のインパクトがあったと思います。
最優秀古馬と最優秀ステイヤーの選出には、今年から始まったブリティッシュチャンピオンズシリーズの影響があるように感じます。特にG1を1勝のみのシリュスデゼーグルの受賞は、シリーズ最高峰に位置するチャンピオンSの格を評価したのではないかと。
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