フミノイマージンは栗東CWを単走で追われ、6F82秒2-37秒6-11秒7をマーク。またがった太宰も納得の表情だった。「先週に速いところをやっているし、しまい重点。大跳びだから乗った感じだと時計が分かりづらいけど、いい時計が出ている。具合は良さそうですよ」と万全の出来に胸を張る。
一般的に遅咲きと言われる
マンハッタンカフェ産駒だが、イマージンも例外ではない。
オークスにも出走したが、本格化したのは4歳となった今年に入ってから。準オープン馬の身ながら
中山牝馬Sで2着と素質の片りんを見せると、続く
福島牝馬Sを快勝。ようやく開花した。「3歳から期待していたけど、トモが緩くて使うとガタッときていた。今はダメージが抜けるのが早くなったから。前走でも力のいる馬場でよくあそこ(6着)まできた」。牡馬相手のGIIで見せた成長ぶりに主戦は目を細める。「牝馬同士ならチャンス。勝って秋には大きいところへ」と夢を描く。上がり馬が重賞2勝目へ突き進む。
復活Vへ強烈デモだ。
ブロードストリートは新コンビの岩田を背に朝一番の栗東坂路へ。右ムチを入れられて最後までいっぱいに追われ、力強いフットワークで駆け上がった。4F52秒9-38秒7-12秒7。見守った藤原英師は「だいぶ良くなってきたし、年を取って落ち着いてきた。力は上位。流れに乗りやすいコースだからね」と巻き返しを誓っていた。