98年の2冠馬
セイウンスカイ(牡)が16日未明、けい養先である北海道沙流郡日高町の西山牧場で心臓発作のため死亡した。16歳だった。オーナーの西山茂行氏が自身のブログで報告したが、馬房で立ち上がって頭部を強打。その際に即死した。
芦毛の逃げ馬として一時代を築いた同馬は、98年
皐月賞で
キングヘイローと
スペシャルウィークの追撃を封じて優勝。
菊花賞ではダービーで敗れた
スペシャルウィークを3馬身半離して2冠を達成した。現役時代は13戦7勝(重賞5勝)。02年に種牡馬入りしたが、活躍馬を出すことができず、西山牧場の功労馬として余生を過ごしていた。
西山氏は「父の西山正行を最後に
皐月賞の表彰台に上げてくれたことが最大の思い出と感謝です」とコメント。管理していた保田師は「新米調教師のころに、すごい馬を預けてもらえて宝物のような馬でした。
セイウンスカイの子でいい馬を育てたいという気持ちはあったんですが…」と沈痛な面持ちだった。
提供:デイリースポーツ