ナカヤマフェスタ(牡5歳、美浦・二ノ宮)に、
凱旋門賞(10月2日)の前哨戦出走へ
ゴーサインが出た。現地時間の8月31日、コワイラフォレ調教場の芝で追い切られ、5F62秒程度の速い時計をマーク。併せた
ナカヤマナイトに大きく先着した。「20mほど先行しましたが、最後まで馬体が合うことはなく、単走の形になりました」と騎乗した佐々木助手。当初は現地での調整次第とされていた前哨戦出走に、1日に帰国した二ノ宮師は「ナイトがついて来られなかったね。久しぶりの強い調教で硬さも見られるけど、特に問題ない範囲。予定通り前哨戦(フォワ賞=11日・ロンシャン)から使います」と笑顔で語った。
ナカヤマナイト(牡3歳)は主戦の柴田善が騎乗し、8月31日、コワイラフォレ調教場の芝で追い切られた。20mほど先行した
ナカヤマフェスタとの差は縮まらなかったが、豪快な動きで順調ぶりをアピールした。「日本を出国する前に乗ったときと比べて、体が引き締まっており、すぐにレースに使えそうなくらい気合が乗っていますね」と柴田善。前哨戦としてニエル賞(11日・ロンシャン)に出走する予定。
天皇賞馬も前哨戦のフォワ賞へ好ムードだ。
ヒルノダムール(牡4歳、栗東・昆)はエーグル調教場の芝で
小林智厩舎のキングスキャニオン(牡4歳)を相手に併せ馬を行った。2馬身ほど追走し、半馬身先着を決めて「1000mを62秒から63秒で走って、いい負荷がかけられました。順調にきていると思います」と田中博は好感触。現地でも順調に調整が進む。
提供:デイリースポーツ