「第62回朝日チャレンジC・GIII」(芝2000m)は10日、阪神11Rに9頭で争われ、中団追走から徐々に進出した1番人気の
ミッキードリームが、先に抜け出した7番人気の
エーシンジーライン(2着)をゴール寸前で鼻差捕らえ、1分59秒6のタイムで重賞初制覇。さらに首差の3着には2番人気の
レディアルバローザが入った。
デビュー戦からコンビを組む和田は「休み明けで重い感じはしたが、それでも地力を見せてくれた。これで大きいところにもいける」と感慨深げだ。5Rでは
JRA通算1万回騎乗を達成。主戦は充実の汗をぬぐう。
昨年の
毎日杯2着馬。その後の骨折でクラシックを棒に振ったが、じっくり立て直された。条件戦を連勝し、再びGのつく舞台にたどり着いた。復活弾を見届け、音無師も「人気に応えられてよかった」と破顔一笑だ。
開幕週の仁川で夢は大きく広がった。「
毎日王冠(10月9日・東京)を挟むか、
天皇賞・秋(10月30日・東京)に直接行くか考えたい」。楽しみな役者がまた一頭、秋の府中はさらににぎわいを増す。
提供:デイリースポーツ