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500勝を決めて、新馬デビューへ/栗東トレセンニュース

  • 2011年11月02日(水) 12時30分
 音無秀孝厩舎は10月2日にトラバントが499勝目を挙げて、JRA通算500勝にあと1勝。そこから約1か月勝ち星がなく、足踏みが続いた状態が続いている。

 この期間に1番人気に支持された馬は4頭、上位人気も多数いたが、それでも勝てず、音無秀孝調教師も開き直り気味。先週まで35勝を挙げている厩舎があと1勝に1ヶ月も要するなんて、本当に勝負の世界は厳しい。

 今週はアルゼンチン共和国杯オウケンブルースリ銀嶺Sインペリアルマーチなど「今度こそ」決めてくれそうなラインナップ。今週末に区切りの勝利を決めて、再来週以降の新馬のデビューを迎えたいところ。

 その先陣を切ることになるのが、11月13日(日)京都芝2000mを予定しているヒストリカル。兄にはカンパニーレニングラードといった重賞ウイナーが名を連ねる音無厩舎ゆかりの血統。当初は5回京都でのデビュー予定もあったが、トモに疲れが出たということでここまでデビューを待った。「追い切りを重ねるごとに動きが良くなってきたし、初戦は(前開催でデビューした)クランモンタナよりも動けると思う」と音無秀孝調教師もデビュー戦から力が入る。なお手綱は福永祐一騎手が握る予定。

 その翌週、11月19日(土)京都芝1600mには安藤勝巳騎手でテストマッチ、20日(日)京都芝1800mにはサンライズマヌー(鞍上は未定)が控えている。

 テストマッチは入厩当初、あまりトーンの上がらなかった素質馬だが「徐々に良くなっているね。ただキングカメハメハ産駒にしては幅があるから、距離には限界があるかも」ということで、デビュー戦がマイルになった。[取材:井内利彰]

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