先週、11月12日に行われた京都芝1600mを制したのは評判、そして期待通りの
ジョワドヴィーヴルだったが、このレースで掲示板に載った馬の次走も注目だろう。
まず、2着の
テムジンは
松永幹夫調教師が「ペースに恵まれた部分もありましたが、ゆったりと落ち着いて走れたことは収穫でしたね。ジョッキーは1200mでもいいくらいと話していたので、次は距離を短くします」ということで、12月4日阪神芝1400mの未勝利戦へ。
また同日京都芝1200mに出走した
オメガセニョリーナは「やっぱり距離が短かったみたい」(同師)ということで、11月26日京都芝1600mの未勝利戦へ出走を予定している。
5着
オールブラックスは道中や直線で不利があったことを「ちょっともったいなかったね」と
中尾秀正調教師。「でも走ることは分かったし、次は結果を出してくれるでしょう」ということで、12月4日もしくは12月10日の阪神芝1800mの未勝利戦に出走を予定。
翌13日の京都芝2000mは音無厩舎ゆかりの良血
ヒストリカルが鮮やかな差し切り勝ち。「ゲートは今後も課題だけど、徐々に慣れてほしいね」と
音無秀孝調教師。今後はゲート練習も取り入れながら、次走は12月11日
エリカ賞か12月24日ラジオNIKKEI杯2歳S(GIII)あたりを視野に入れて調整が進められる。
なお、3着
ヴァンガードは11月26日京都芝1800mか12月4日阪神芝1800mを予定、7着
ハワイアンソルトは12月3日阪神芝2000mの未勝利戦が予定されている。
そして今週20日に京都芝1800mで行われる新馬戦で注目したいのは
アドマイヤレイ。半兄
アドマイヤメジャーも
菊花賞に出走した素質馬だが「メジャーより確実に走ってくれる」とは
友道康夫調教師。そして普段の調教に跨る杉村助手も「これはすごいよ。来春を意識させる」ととにかく陣営の評価は高い。
それを示したのが今朝のCWでの追い切り。先行するアグンに直線内から並びかけると鋭い伸びを見せて最後は先着。6F80.7〜5F66.7〜4F52.7〜3F38.4〜1F11.7秒は内を回ったとはいえ、新馬としては破格の数字。あとは実戦での走りに注目したい。[取材:井内利彰]