ドバイの地で世界一に輝いた
ヴィクトワールピサが246日ぶりにターフを駆ける。
ドバイワールドカップを制した後は一戦もできなかった。ただ、10月13日に帰厩してからは順調そのもの。1カ月間にわたり熱心に乗り込み、先週の水曜日に続き、日曜日にも栗東CWで6F85秒1-12秒8の併せ馬(馬なり)を行うなど出走態勢を整えた。
「しっかりと時間の猶予があったわけじゃないけど、帰ってきてからは順調かつ思い通りにきた。競馬に使ったダメージを考えずに調整できたのはいいかなと思う。走りたい気持ちがあるし、心配していた個所も大丈夫」と角居師は満足げな表情を見せる。
Mデムーロも自信をみなぎらせる。「8カ月あいたけど問題ない。そんな馬じゃないよ。確かに
デインドリームは強い。でも、こっちだって世界一だからね。もちろん、結果を出すつもり」。世界の頂点を知る最強コンビが国内外のラ
イバルを迎え撃つ。
秋の天皇賞では4着に敗れた
ブエナビスタ。松田博師は「前走は体に締まりがなかったからな。そんな状態でよく頑張ったよ」と振り返る。1週前追い切りでは、栗東CWで6F84秒9-11秒5を馬なりでマーク。「今度は全然違う。締まってきたし、上積みがある。?これだったら?と思ったし、やっぱり根性がすごい。悔いのないレースをしたいな」と巻き返しを誓った。
提供:デイリースポーツ