JRAは2日、10年
安田記念(GI)などに優勝し、現役引退後は馬事公苑において繋養されていた
ショウワモダン(牡7)が、2日13:20に同苑内にて事故のため死亡したと発表した。
ショウワモダンは、
父エアジハード、
母ユメシバイ(
その父トニービン)。半兄に
新潟記念(GIII)を勝った
ユメノシルシ(
父フジキセキ)がいる血統。2歳時の06年にデビューし、3歳時には
スプリングS(GII)4着など重賞でも好走を見せたが、本格化したのは5〜6歳になってから。10年ダービー卿CT(GIII)で重賞初制覇を飾ると、続くメイS(OP)、
安田記念(GI)と3連勝でGI初制覇を果たした。その後は勝利することができず、今年の京王杯ス
プリングC(GII)14着後、
安田記念を目指していたが鼻出血を発症し引退、乗馬となっていた。通算成績47戦10勝(重賞2勝)。
【馬事公苑苑長・三笠貞弘のコメント】
「午後1時過ぎ、
ショウワモダンの首が馬房の馬栓棒の間に不自然な形で挟まっているのを発見し、懸命に救出作業を行いましたが、残念ながら咽頭部の圧迫による窒息のため死亡しました。競走能力だけでなく、馬術競技馬としての資質も優秀で、来年の活躍を目指して調教を重ねていた矢先の事故で非常に残念です」