単勝154.6倍、8頭立ての最低人気でアッと言わせた
スノードンが、GIで再び衝撃を巻き起こす。後方からの競馬になった前走の萩Sは、メンバー最速タイとなる上がり3F33秒9の切れ味で素質馬を退けた。手綱を取った北村友も「ゲートで出遅れたけど、そこからはリズム良く追走できた。思った以上に反応してくれました。相手も弱くなかったですしね」と手応えを口にする。
初コンビでの快勝劇を演じたが、この中間もつきっきりで調教をつけており、人馬の呼吸はバッチリ。火曜も北村友を背に角馬場を周回してから栗東坂路へ。軽快な脚さばきで気持ち良さそうに駆け上がった。「先週の追い切りにも乗りましたけど、状態は変わりありませんよ」と前走時の好調は維持できている
前々走を逃げて勝っているように、自在性の面でも魅力がある。「相手なりに良さそうですし、中山のマイルも気にならない。どこからでも競馬ができそうだし、注文はつかないですよ」。
父アドマイヤムーンから受け継いだDNAをフル稼働させ、今度はGIで大仕事をやってのける。
1勝馬でも、抽選を突破すれば怖い存在になりそうだ。
ハクサンムーンは出遅れながらもスピードの違いでハナに立ち、そのまま押し切って初陣Vを飾った。この中間は上昇ムードを漂わせている。西園師は「(11月24日に併せ馬をした)
サダムパテックをあおったくらい性能のいい馬。前走も最後は流して勝ったからね。見た目には目立たないが、走らせたら動きますよ」と力強かった。
提供:デイリースポーツ