岩田の1勝リードで最終週を迎えた、し烈な
JRAリーディング争いは、土日で4勝を上積みした
福永祐一騎手(35)=栗東・フリー=が、133勝(うち重賞11勝)を挙げ、逆転で自身初の全国トップに輝いた。
中山の最終レースも勝って締めた福永は「100%満足とはいかないが、当初の目標だった全国リーディングを達成できていい1年だった」と笑顔。地方成績も含めた数字では岩田が上回っているが、「いつもユタカさん(
武豊)の次の世代の代表として盛り上げていこうと話し合っている仲」と互いの健闘をたたえ、「僕はまだ完成途上。さらに上を目指したい」と表情を引き締めた。
また、父・福永洋一元騎手も70〜78年にトップに立っており、史上初の親子での全国リーディング獲得に。「父親がきっかけでこの世界にいるし、助けてくれる人がいる。父の名に恥じないよう、これからも頑張りたい」と今後の抱負を語った。
提供:デイリースポーツ