先日、1月14日(土)京都芝1600m(牝)を注目レースとニュースで取り上げたが、また一頭、注目しなければいけない馬が登場した。それが
牧浦充徳厩舎所属の
アンティール。
半姉
レイナクーバは京都芝1600mで新馬勝ち、半兄
オースミレジスタはダートで3勝(うち地方交流競走で1勝)、そしてひとつ上の半兄
ルイーザシアターは芝中長距離で2勝を挙げ、
菊花賞にも出走しており、確実に結果を残す血統だ。
今週6日の坂路では4F52.8〜1F13.4秒と重たい馬場状態を考慮すれば、新馬として水準以上の時計をマーク。そして今朝は佐藤哲三騎手(レースでも騎乗予定)を背にゲート練習とハードな調教メニューをこなしている。
牧浦充徳調教師は「気性も体型もまだまだ子供っぽいところが残っているんですが、それでも調教では動きますね。追い切りを重ねるたびにしっかりしてきていますし、これからもっと成長してくれるでしょう」と評価。多少、気性の激しい一面を見せることもあるが、だからこそ魅力もあるといったところだろう。
厩舎から同じく佐藤哲三騎手でデビューを予定しているのが
オウケンプレスリー。こちらは1月15日(日)京都芝1800m。1月3日に坂路で古馬
ドクトルジバゴを追走して4F53.1〜1F12.9秒で同入。「乗り込み量は十分ですし、柔らかい走りをしますね。デビュー前なんですが、すごく雰囲気を持っていて、大人びています」と師。
アンティールとは全くタイプが違うようだが、こちらも非常に楽しみな存在になりそう。
また阪神JFで7着と健闘した
プレノタートは現在放牧中だが「むこうでも順調に進んでいるようなので、
クイーンCあたりを目標にしたいと思っています」とのこと。
これらのラインナップを見ても、2012年は『
牧浦充徳厩舎』『佐藤哲三騎手』のコンビがブレイクしそうな気がしてならない。[取材:井内利彰]