【
京成杯追い切り情報】
朝日杯FS2着と、
東スポ杯2歳S9着から巻き返し、その実力を示した
マイネルロブスト(高橋裕厩舎)が、南ウッドチップコースにおいて単走で追い切られた。
追い切りに騎乗した津村騎手は「馬格があって、走る雰囲気を持っている馬ですね。札幌の
クローバー賞(8月26日)以来の騎乗になりますが、当時よりもひと回り体も大きくなって成長したと思います。
クローバー賞当時は、そんなに引っ掛かる馬ではなかったのですが、秋頃から掛かるようになったと聞いています。体が大きくなって
パワーアップしたのもあるかもしれません。
今日は、単走だったということもありますが、掛かるようなところもなく、落ち着いて走っていました。センスもいいですし、終いもいい脚を使ってくれる馬ですから、あとは折り合い次第ですね。2000mという距離は、本質的には大丈夫だと思っています」と、良い感触を得ているようだ。月曜日(9日)に、
マイネルロブストの騎乗が決まったという津村騎手は、
フェアリーSに続いて、2週連続の重賞制覇が期待される。
前走、
百日草特別勝ちの
ベストディールも、明日(12日)坂路で追い切り予定。
「前走は3走目ということもあって、馬も自信を持ったのか、落ち着いて競馬ができましたね。これまでは男馬にしては、気合を表に出すタイプではなく、体つきも頼りないところがあったのですが、競馬ではちゃんと走ってくれていました。
けれども、放牧から戻ってきて、1つ年を取ったこともあり、気合乗りの面や体つきもだいぶ競走馬らしくなってきましたよ。ここまで順調に来ていますし、騎手もこの馬にことはちゃんとわかっていますから、特に気になることもありませんね。まあ落ち着いてうまくレースを運んで、クラシックに向けていい競馬ができればと思っています」と国枝調教師。
未勝利、いちょうSと2連勝中の
アーデントは明日(12日)、南ウッドチップコースで追い切り予定。
「帰厩後は、予定通り順調に来ています。明日は派手なことはやらずに、68秒くらいのところをやっておけば大丈夫だと思います。相手関係よりも折り合いですね。前走はズブズブの不良馬場。勝ったけれど、ズブズブの馬場は得意とは言えないから、良馬場でやりたいですね」と、加藤(征)調教師はレースに向けての展望を語った。[取材:佐々木祥恵]