福島県からの被災馬が1月26日、北海道日高町にある旧五輪共同育成センターに到着した。
今回疎開してきたのは元競走馬の8頭(セン馬7、牝馬1)。重賞勝馬はいなかったが、伝統行事などで活躍していた馬たちだ。前日正午頃に福島県を出発し、午前9時近くに到着。馬運車を降りると、放射線量の測定と馬体の検査が行われ、どの馬も異常はなく、受け入れ馬房へと入った。
輸送に付き添ったNPO法人・引退馬協会の脇坂さんは、
「無事に移動できましてホッとしています。福島との気温差はかなり感じましたが、道中は
アイスバーンの場所もなく、スムーズにいきました。この8頭は最近まで引き馬のみの生活でして、我慢強い性格の馬ばかりとはいえ、ストレスはあったと思います。こちらの広い放牧地でのびのびと過ごして欲しいです。」
と、話した。
日高町への被災馬受け入れは今後も続き、1月31日に新たに8頭が到着する予定となっている。