2日、2011年度NAR
グランプリ授賞式が東京都内にて開催された。
“最優秀勝利回数騎手賞”“最優秀賞金収得騎手賞”を授賞した
戸崎圭太騎手(大井)、
年度代表馬・
フリオーソを管理する川島正行調教師(船橋)のコメントは以下の通り。
【
戸崎圭太騎手(大井)】
「毎年ここを目標にしているので、この賞をいただけて嬉しいです。あまり数字にこだわりはなく内容重視で、その中でまだまだ失敗や迷惑をかけてしまうこともあるので、その辺を反省したい。
去年勝った南関重賞の中では、
フリオーソで勝つことができた
かしわ記念が、一番嬉しかったですね。
リアルインパクトの
安田記念は、中央のGIに乗せてもらうことが出来て感激でした。ビデオを見たり、調教師から話を聞いたりして、乗りやすい馬だと思いましたので、邪魔をしないように走りたいと思っていました。ゴールした瞬間は、我を忘れて感激していました。
今年も昨年の勝ち鞍を上回れるように、というのは最低限の目標で、昨年は震災で競馬に乗れない悔しさを感じたり、中央GIも勝たせてもらって、ファンの方や、関係者の方に改めて感謝の思いを感じました。それを常に心に置いて、一つ一つ大事にレースをしていきたいです」
【川島正行調教師(船橋)】
「昨年は禁止薬物を出したということで、ファンの皆様やマスコミ、競馬関係者の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、お詫びしないといけないです。厩舎一同、皆様に頭を下げ、これから新たにがんばっていく、そういう思いで新年を迎えました。
フリオーソについては、これだけの活躍ができるのは、担当しているスタッフの努力の賜物です。今は順調に来ていて、
フリオーソの走りをどのレースでファンの皆様にお披露目しようか考え中です。
ダイオライト記念の線もあったのですが、距離が2400mということで、脚元のことを考えると、
かしわ記念一本で考えた方がいいのではないかと思います。
クラーベセクレタについては、順調に調教を進めていて、速いところもやっていて、いつでも使える状態です。次走はオーナーと相談した上で決めます。川崎(
エンプレス杯)がいいとは伝えています。
ナイキマドリードの次走は、2/19の
フェブラリーSを使う予定です。
今年の目標は、3歳牝馬にいい馬がいますので、牡馬には負けたくないですね。戸崎君が乗っている牡馬を、誰かジョッキーを見つけて、牝馬でやっつけてやろうかなと思っています。