3月3日にグランドオープンする中京競馬場の内覧・試走会が14日、行われた。改修は10年3月に着工し、1月に完成。総工費は約173億円で、ふたつのスタンドのうちひとつが新しく建て替えられた。
“
リニューアル中京”の新名物となりそうなのが、西日本最大の2%の勾配を持つ最後の直線だろう。距離も約100m延長されて、412・5mに。試走会1レース目は新設された芝1600mで行われたが、福永は「直線は威圧感を感じましたね」と印象を語る。1周も105・9m延長されて、1705・9mに。
武豊は「コースが大きくなって、乗りやすくなった」と歓迎。これまでの“平たん小回り”のイメージは一新された。
また、3〜4コーナーの距離も延び、内側から外側へ向かって傾斜が高くなるバンクの形状になった。福永は「3、4コーナーは回りやすくなった」と好感触。コーナーをスムーズに回れるようになったことで、よりスピード感にあふれるレースが展開されそうだ。
ダートコースも最後の直線が西日本最長の410・7mとなり、勾配も同最大の1・4%になった。距離のバリエーションが、従来の3種類から5種類に増加。新設されたダート1400mでの試走会2レース目に騎乗した藤岡佑は「坂を上ってからの距離が長いですね。ゴール前での二転三転があるかも」と新コースの魅力を語っていた。
提供:デイリースポーツ