皐月賞に出走予定の
コスモオオゾラ(高橋義博厩舎)が、5日(木)に、坂路コースで1週前追い切りを行った。
高橋調教師は「今週から、GIの特殊ゼッケンに替わったために、ICチップを入れ替えるのを忘れてしまったようで、坂路の時計が計測できませんでした。本当にすみません」と、まず謝罪。その後「(チップ入れ忘れに関して)馬は平常心ですが、こちらが平常心ではなかったのでしょうかね(苦笑)。この馬は、いつも馬房ではゴロッと寝ていて、のぞくと『なに?』という顔をしていますから。長所は、すごくスタミナがあるところですね。前走の
弥生賞のように、馬場が悪いと消耗をするものですが、他の馬に比べたら、この馬にはまだガソリンが残っていたのだと思います。放牧先から戻ってきてからも、順調に来ていますし、今日は時計こそわかりませんが、結構、出ていると思いますよ」と、コメントした。
騎乗した
柴田大知騎手は「普段の調教には乗ったことがあるのですが、追い切りは今回が初めてでした。すごく良いですね。コントロールがしやすくて、とても乗りやすいですい馬です。その部分が、競馬でも生きていると思いますね。今日は少し仕掛けましたが、反応も良かったです。坂路のウッドチップが荒れていても、全く脚を取られないんですよ。体の使い方がうまくて、
バランスの良い走りをしていると思います」と、跨った感触を語った。(撮影:佐々木祥恵)