“3冠配合”の
ゴールドシップが、GIの舞台で輝く。
父ステイゴールド、母の
父メジロマックイーンの組み合わせは、昨年の3冠馬
オルフェーヴルと同じ。須貝師は「この馬は賢すぎるところがある。札幌でオープンを勝った時は、抜け出してから遊んでいた。自分で競馬が分かっている。スイッチをいつでもいれられる馬だね」と特徴を説明する。
師にとっては、ゆかりの血統でもある。
母ポイントフラッグは須貝師自身がジョッキー時代に手綱をとって01年
オークス(11着)、
エリザベス女王杯(10着)に出走。「お母さんは体がデカい馬だった。この馬も母に似て体が大きいし、毛色も母親の方に出た。母と種馬のいいところを受け継いでいる感じがある」。母で果たせなかったGI制覇の夢を、息子とともに成し遂げるつもりだ。
共同通信杯Vから中62日と間隔はあくが、10日も栗東坂路で4F63秒8-46秒3-14秒6と軽快な動きを披露。「いつでも使える状態」と体調に不安はない。引き続き、鞍上は復帰後初GI制覇を狙う内田博。厩舎に初重賞Vをもたらした“黄金の舟”が、クラシック制覇に向けて帆を上げる。
提供:デイリースポーツ