中山グランドジャンプに出走予定の
バシケーン(牡7)について、高橋義博調教師に取材した。
「この馬は最初の2つ障害をうまくクリアできれば、あとはリズムに乗れます。前走(
阪神スプリングジャンプ・6着)は、3つほど飛んだあたりでリズムに乗れたと蓑島騎手が言っていました。前走は長期休養明けということで不安もありましたが、レース後は予定通りと言いますか、順調に来ています。
ただ馬は順調なのですが、蓑島騎手が先週の障害レースでケガをしてしまいましたからね。今回はテン乗りとなる
五十嵐雄祐騎手になりますが、彼はテン乗りの関西馬でもうまく乗ってきてくれますし、大丈夫だと思います。スタートから第一障害が近いので、そこをうまく飛べれば、あとはリズムに乗れると思いますので、うまくクリアしてほしいですね」と、見通しを語った。
同じく
中山グランドジャンプに出走予定の
トーセンオーパス(セン6)について、管理する
宗像義忠調教師は、
「前走(
ペガサスJS・5着)は頑張ってくれていましたが、最後は少しバテた感じですね。ただ1度使われて、馬体もシャキッとして、良くなっていますよ。飛越は上手ですので、あとはスタミナと斤量ですね。460キロ前後とあまり大きな馬でもありませんしね。馬場も悪くならない方がいいと思います。引っ掛かるわけではないですが、一生懸命走るタイプですので、道中、うまく力を抜いて走れればいいとなと思っています。厩舎としては、初めてのJGIの出走となりますので、楽しみでもありますね」と抱負を語った。(取材:佐々木祥恵)