JRAが早ければ今秋から未勝利、500万下条件(2歳、3歳も含む)で「出走制限」を設けることが2日、本紙の取材で明らかになった。東西の主要4場開催(東京、中山、京都、阪神)を対象に行うもので“地元”が最優先で出走できるシステムになる。
具体的に説明しよう。現在の1回東京なら未勝利、全ての500万下は美浦所属馬に優先出走権があり、栗東所属馬が出走できるのはフルゲート割れの場合だけ。同様に2回京都なら栗東所属馬に優先出走権があり、美浦所属馬はフルゲート割れでないと出走できない。第3競馬場(現在は1回小倉)は今まで通りで全条件に制限はない。(後略)
【補足】
要するに以下のような感じで、地元馬優先となるようです。下級条件は除外ラッシュが当たり前なので、遠征はやはり難しくなるんじゃないでしょうか。記事内では東西格差是正、輸送費削減も狙いだとされています。関西馬を制限して勝ち星をコントロールして“格差是正”ってのもどうかと思いますが。
東京、中山 → 美浦所属馬優先
京都、阪神 → 栗東所属馬優先
その他 → 札幌、函館、福島、新潟、中京、小倉は制限なし
関西から関東へ遠征というと、最近では矢作厩舎が有名ですね。たとえば先週は京都4走、東京6走と、関東で走らせた馬のほうが多いです。その矢作師は年明けの挨拶の中でこんなことを話していました。
http://ameblo.jp/yahagi-ecurie/entry-11121803907.html
競馬の未来を考えて
規制緩和すべき時であるのに
今秋以降、不可解な規制強化がされて
本意とする方向と
反対に向かっているのは残念です。
これは今回記事になったルール改定を指しているのは間違いないでしょう。なので「東スポかよ、ガセ乙」ということはなさそうですw まあ、前から情報源のない噂レベルでは出ていた話のようですけどね。
たしかに美浦は近年栗東に押され、美浦所属調教師の勇退(事実上の経営破綻)が近年目立つのはたしかです。でも、振り返ってみれば、以前は東高西低と言われて関東優利でした。それを坂路トレーニング導入などの栗東勢の努力もあり、現在の関西馬優勢になったわけで、JRAの施策だけではなく美浦のホースマンたちも努力をアピールしてほしいものです。
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