中山グランドジャンプ(JGI)に圧勝した
マジェスティバイオ(牡5、
田中剛厩舎)。今後の予定について、
田中剛調教師に話を伺った。
「出られるレースが限られていますし、今後は放牧に出す予定です。これから暑い夏もやってきますし、ご褒美に涼しい北海道で過ごさせてあげようと思います。海外の障害レースへの挑戦について、周囲からよく聞かれるのですが、向こうの馬場と日本とは全く違いますからね。向こうはまるで、ウッドチップコースで障害を飛んでいる感じなんですよ。
ですから、今のところは、まだ海外遠征は考えていません。もし挑戦するとしても、馬場の軽さが日本に近いフランスや
オーストラリアのハードルレースでしょうかねえ。まだ5歳と若いですし、もし遠征するにしても、心身ともにもっと安定してからにしたいですね。まずは、今年暮れの
中山大障害(JGI)を目標にしていきます」
厩舎でレースの疲れを癒してから、放牧先の北海道の坂東牧場に出発する予定だ。
同じく
中山グランドジャンプ(JGI)に出走して12着と敗れた
バシケーン(牡7)は「途中で落鉄していて、それがレースに影響したようです。脚元は今のところ問題ないですし、この後は6月9日(土)の
東京ジャンプS(JGIII)に照準を定めて調整していきます」と、管理する高橋義博調教師。
また
皐月賞で4着と関東馬最先着を果たした
コスモオオゾラ(牡3・高橋義博厩舎)は、今日(4月19日)、茨城県のビッグレッド
ファーム鉾田に放牧に出た。
日本ダービー(GI)に向けて、調整される。(取材:佐々木祥恵)