オルフェーヴル(栗東・
池江泰寿厩舎)はいつも通り、坂路で
池添謙一騎手を背に併せ馬の追い切り。先行する相手を2馬身ほど後ろから追いかけて、じわじわ差を詰める形。ラスト1F地点では並びかけて、ほぼ持ったままの手応えで最後はアタマひとつ程度先着した。時計は4F52.4〜3F38.5〜2F25.0〜1F12.2秒と加速ラップが踏めており、追い切りの動きを見る限りは文句のつけようがない。
同厩
トーセンジョーダンは
岩田康誠騎手が跨ってCWでの併せ馬。先行する
ティアモブリーオを2馬身ほど後ろから追走し、直線を向いたあたりで射程圏。ラスト1F地点では1馬身ほど前に出たが、ゴール前では少し差を詰められて、半馬身ほど先着するような形。1週前追い切りの動きが絶好だっただけに、この動きには少々疑問は残る。
先週に引き続き、
武豊騎手が跨った
ウインバリアシオン(栗東・松永昌博厩舎)はCWで
モータウンサウンドを追走する併せ馬。6F地点では3馬身ほどあった差は徐々に詰まっていき、直線手前では外から絶好の手応えで並びかける形。勢いよく相手を交わすとあとは伸びるだけ。時計は6F84.2〜5F68.3〜4F53.4〜3F38.9〜1F12.4秒。時計の掛かる荒れたウッドチップ馬場だったことを考慮すれば、ラストの時計はさすが。とにかく今が絶好調、そんな走りに見えた。(取材:井内利彰)