安田記念に出走する
ガルボ(牡5)を管理する
清水英克調教師に、同馬について、そしてレースへの意気込みを取材した。
「以前は、賞金が足りなくて、使いたいレースに出走させられませんでした。今年は
東京新聞杯に優勝したことで、予定したレースに使えるようになったのが、まず大きいですね。目標を定めて仕上げていけますし、順調に使えるという強味もあります。
寒い時期の方が成績がいい馬なので、暑さが課題ですが、今のところは馬房の中で扇風機を回しておけば、問題のない気候ですので、大丈夫でしょう。
前走は、2コーナーでゴチャついて、少し下がってしまい、考えていたよりも位置取りが後ろになってしまいましたが、4コーナーから抜け出してくれて、強い勝ち方をしてくれました。
元々、気持ちで走るタイプの馬ですが、あきらめないというレースもできましたし、精神的にも成長したと思っています。肉体的にも、ひ弱さが抜けてきましたし、心身ともに成長していますね。
前走後は、3週間ほど北海道に放牧に出しましたが、こちらに戻ってきた時には、ちょうど良く緩んでいましたので、鍛えがいがありました。1週前には、キッチリと仕上げるということでやってきましたが、理想通りの時計が出ました。その後、日曜日にもビシッとやっていますので、今日は様子を見ながらという感じの追い切りでしたが、ハミを掛けたら、体を沈める感じでビューッと伸びて、良い動きだったと思います。
得意な距離とコースですし、速い時計の馬場にも対応できるのではないでしょうか。あとは、
ガルボらしい走りができれば、好勝負になると思っています」(取材:佐々木祥恵)