今年の
日本ダービーを制した
ディープブリランテ(牡3歳、栗東・矢作)が、
キングジョージ?&
クイーンエリザベスS・GI(7月21日・英
アスコット、芝12F)へ登録した。4日、矢作師が明らかにしたもの。参戦する場合は、全レースで騎乗してきた
岩田康誠騎手(38)=栗東・フリー=とのコンビを継続する。
ディープインパクト産駒の日本調教馬としては、初の海外遠征となる。
ブリランテは現在、滋賀県のノーザン
ファームしがらきで放牧中。矢作師は「ダービーで目いっぱいに仕上げたあとなので(出否の最終判断は)2週間ほど状態を見極めてから」としつつも、前向きに検討していく方向だ。「3歳馬が55キロで、古馬は60.5キロ。この斤量差は大きいし、一番の魅力。エリザベス女王在位60周年と特別な年でもあるので」と説明した。
キングジョージは、欧州の上半期最強馬決定戦として位置づけられている一戦。日本調教馬はこれまで4頭が参戦し、06年
ハーツクライの3着が最高と、Vには手が届いていない。3歳馬の挑戦となれば00年
エアシャカール(5着)以来。また、
日本ダービー馬としては85年に
シリウスシンボリ(8着)が参戦している。
提供:デイリースポーツ