1回目のハローが終わった後、馬が少なくなった時間帯に
福永祐一騎手騎乗の同厩
リベルタスとともにCWに入ってきたのが、
ルーラーシップ(栗東・角居勝彦厩舎)。キャンターからぐんと首を下げて気合乗り十分で
リベルタスを追走。直線は内から並びかけていったが、相手の手応えにも余力があり、結局ゴール板まで並ぶことができずに遅れ。手応えに余裕があったので、2週前追い切りとしてはこんなものかも知れないが、休養明けでも追い切りでは抜群の動きを見せるタイプだけに、少々物足りない印象が残った。
エイシンフラッシュ(栗東・
藤原英昭厩舎)は朝一番のCWに同厩
ネオザイオンとともに登場。向正面では
エイシンフラッシュが先行する形だったが、3コーナーから4コーナーで内を回った
ネオザイオンが差を詰めて、直線では
ネオザイオンが前にいる形。しかし
エイシンフラッシュの手応えは終始楽で、あっさりと相手を捕まえるとあとは突き放すだけ。3F38.6〜1F12.9秒はやや物足りない数字だが、1回目のハロー前までの馬場は時計が掛かっていたので、気にすることはないだろう。
宝塚記念で初コンビとなる
岩田康誠騎手が跨っての追い切りとなったのが、
ウインバリアシオン(栗東・松永昌博厩舎)。DPでキャンターを1周した後、ハロー明けの坂路で
エイシンエンブレムとの併せ馬。先行する相手を大きく追走していたが、並びかける際の迫力はさすが。持ったままで相手を交わし、そのままの手応えで半馬身ほど先着。4F52.3〜1F12.5秒と非常に速い時計でのフィニッシュ。見た目には文句ない2週前追い切りとなった。(取材:井内利彰)