Howe Greatが3月11日にガルフストリームパーク競馬場で行われたG3パームビーチS(芝9ハロン、6頭立て)を1馬身差で勝利し、4連勝を飾った。レース後、モーション師は4月14日にキーンランドのオールウェザーコースで行われるG1ブルーグラスSに挑戦し、Dullahanと再戦することを示唆した。
モーション師「今日のレース前から、今日の結果次第でブルーグラスSに駒を進めることは関係者の間で話し合っていた。今日は他馬が逃げたが、これまでもそういう競馬は体験しているし、Howe Greatもリラックスしていて、先手を争う必要はなかった」
J.ヴェラスケス騎手「もし他の馬が逃げても、この馬が落ち着いてレースを進めてくれることはわかっていた。内枠も気にしていなかった。直線でスパートするまでは、半マイルのポール付近で若干抑えた程度だった。直線では本当にいい反応で伸びてくれたよ」
■Howe Great / ハウグレート
■父:ハットトリック
■馬主:チームヴァラーインターナショナル
■調教師:G.モーション
■騎手:J.ヴェラスケス
※馬主と調教師と騎手は昨年のケンタッキーダービー勝ち馬Animal Kingdomと同じ
【補足】
Howe Greatは通算5戦4勝。前走で準重賞を勝って今回が重賞初挑戦。G1勝ち馬Dullahanを差し置いて1.6倍の1番人気に推されていました。
画面は小さいですがリプレイ映像が見れます。
http://www.bloodhorse.com/horse-racing/race/USA/GP/2012/3/11/7/palm-beach-s-gr-3
最低人気のScorcherが逃げを打ち、Howe Greatは行きたがるそぶりを見せず2番手追走。3〜4コーナーでライバルのDullahanが仕掛けると連れてHowe Greatもスパート。2馬身ほど離して直線に入り、Dullahanもじわりと差を詰めるも1馬身差で寄せ付けずゴール。ライバルを完全に封じ込めた完勝でした。
次走とされるブルーグラスSは芝馬との相性がいいAW馬場のG1。2着のDullahanの得意コースですが、この勝ちっぷりなら勝機は十分。当然、ここを叩いてケンタッキーダービーを考えているはずです。
これで父のハットトリックはDabirsimに続き、初年度産駒から2頭目の重賞勝ち馬を出したことになります。ただ、アメリカでは今年になってHowe Great以外は勝ってないんですよね。種牡馬としてもっと人気を得るためにも、他の産駒にもがんばってほしいものです。
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