オークスでは13着に敗れた
ミッドサマーフェアだが、
フローラSの鮮やかな勝ち方は、多くのファンの脳裏に焼き付いているはず。
オークスの結果が実力ではないだけに当然、巻き返しが期待される。1週前追い切りは函館Wで5F65秒8-13秒3を馬なりでマーク。好調時に比べて馬体の張りは物足りないが、動き自体は素軽く好調をキープしている。「(1週前の追い切りは)併せ馬でやったが、相手の
シャンボールフィズ(3歳500万下)が動き過ぎただけで、この馬自身はとてもいい動きだった。レース後の処置が早かったので、もう脚元の心配はないよ。当週のひと追いできっちり仕上がると思う」と小島太師も出来には太鼓判を押す。古馬との斤量差を生かせば、結果は自ずとついてくる。
マーメイドSで見せ場たっぷりの4着に健闘した
シースナイプ。今回は(2・2・1・2)と好成績を残す1800mへの距離短縮とあって、さらなる前進が可能だ。1週前追い切りは札幌ダートで6F82秒3-12秒5(馬なり)をマーク。余裕十分の手応えで抜群の動きを披露した。出来は確実に上向きで、このメンバーに入っても侮れない存在となりそうだ。「札幌は今回が初めてになるし、洋芝適性に関しては、やってみないことには分からないね。ただ、入厩後も順調だし、前走の内容から、牝馬同士の重賞ならチャンスはあると思っている」(河内師)。小回り向きの器用な脚質を武器に、もう一歩前進をもくろむ。
提供:デイリースポーツ