今週、新潟競馬場でデビュー予定の2歳馬を4頭を紹介する。
◆9/1(土)5R芝1400m
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ジョアンシーピン・牝2/
父サクラバクシンオー】
上原博之調教師コメント
「北海道の西山牧場にいる時から、早期にデビューができそうな感じでした。夏前に、美浦トレセン近郊の西山牧場に移動して、そこでしばらく調整をした後、ちょうど1か月前に入厩しました。西山牧場では、ゲート練習など、調教を進めてもらっていましたので、ゲート試験もスンナリ合格できて、追い切りも順調にこなすことができました。今日の追い切りは、輸送を考慮して、時計が速くならないようにしました。やれば動きますが、気の良い馬なので、控えめにしないとオーバーワークになってしまいますからね。
バクシンオー産駒でスピードがありますので、距離は1200mの方がいいのかもしれませんが、変に引っ掛かったりもしないので、1400mでも対応できると思います。今日はオーバーワークにならないように、メンコをつけて追い切りましたが、レースでは外す予定です」
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ウインジョニー・牡2/
父ステイゴールド】
鹿戸雄一調教師コメント
「早い時期に入厩させて、ゲート試験に合格後いったん放牧に出ました。再入厩後も、順調に追い切りを重ねてきています。今日はウッドチップコースで、
レッドヴァンクール(準OP・土曜新潟11R
越後S出走予定)との併せ馬で追い切りました。坂路では、余裕のある動きを見せますが、フラットコースでの追い切りは、まだ物足りない面はありますね。でも途中まで
レッドヴァンクールについていけましたし、先週は坂路で53秒台で動けましたので、大丈夫だと思います。スタートが速くて、反応もいいので、1400mでデビューさせることにしました。
ステイゴールド産駒ですが、人間の言うことをよく聞く、素直な良い子ですよ」
◆9/2(日)5R芝1800m
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ハッピードライブ・牝2/
父フジキセキ、全姉
エフティマイア】
鹿戸雄一調教師コメント
「5月に1度、入厩しています。まだ体力がなかったので、ゲート試験だけ合格させて、放牧に出しました。素直な気性なので、ゲート試験も1回で合格しました。再入厩後は、8月5日から時計を出し始め、今日を入れて8本の追い切りを重ねてきました。今日は、ウッドチップコースで、
ダイワズーム(OP・9/8
紫苑S予定)と、最後1ハロンだけ併せる形で追い切りました。先週も坂路で53秒台のところをやっていて、仕上がりも問題ありません。上2頭(
エフティマイア、エース
ドライバー)に比べると、気性も穏やかで、多少ズブさがあり、稽古をやってみると、長めの距離が良さそうだったので、1800mでデビューさせることにしました。スタートは普通に出ますし、動きも良く、走ってきそうな雰囲気を持った馬ですね」
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アンサーソング・牝2/
父ソングオブウインド】
田島俊明調教師コメント
「調教では、水準以上の動きを見せていますよ。現在の馬体重は450キロくらいです。今日はポリトラックコースで、前の馬を追いかける形で追い切りました。前を追いかける形では、走る気があまり起きないようですが、レースで馬込みに入れていけば大丈夫だと思います。性格は素直ですが、まだピリッとしたところがないですね。瞬発力というよりは、追わせるタイプの馬で、スタミナはありそうです。新潟の1800mの流れも、向いているのではないかと思います」(取材:佐々木祥恵)