ダービーは残念な結果(18着)に終わった
ヒストリカルだが、ゲートにトモをぶつけたためで参考外の一戦。
きさらぎ賞や
毎日杯の内容からも、能力は一枚も二枚も抜けている。夏場を休養に充て、減り続けていた馬体重もしっかりと回復。万全の態勢で秋初戦に挑む。「今の馬体重は460キロぐらい。ダービーのとき(426キロ)にかなり減ったこともあるけど、今はふっくらとしていい状態だよ」と音無師。1週前追い切りは、浜中を背に栗東坂路で4F51秒9-12秒9(一杯)をマーク。相手が動くため多少見劣ったが、これだけビシビシやれている点は好材料。復調気配が感じられる。「1週前の動きもまずまず。距離適性がどうかだが、この一戦で今後の方向性を見極めたい」。持ち味の切れを存分に発揮して、春の無念を晴らす。
弥彦特別(1000万下)で古馬を撃破した
ミルドリーム。上がり32秒7の驚異的な末脚で素質開花を印象付けた。「ジョッキーが特長を生かしてくれたね。春はうまくかみ合わなかったし、体もきゃしゃだったけど、成長してワン
ランクアップした印象」と清山助手も満面の笑みを見せる。13日に行われた1週前追い切りは、栗東坂路で4F54秒8-13秒2(馬なり)。強くは追わなかったが、素軽さ満点のフットワークで元気いっぱい。17日にも栗東CWで5F69秒3-11秒7(馬なり)とシャープな伸びを見せ、好調をキープしている。「今回が試金石になるけど、春も素材は高いと思っていた馬だからね」。春はかなわなかったクラシック出走へ、陣営の期待は決して小さくはない。
提供:デイリースポーツ