10月7日(日)にフランス・ロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(仏GI)への出否が注目されていた今年の英国2冠馬
キャメロット(牡3、愛国・A.オブライエン厩舎)が、鞍上にランフランコ・デットーリ騎手を迎えて出走することになったと、複数の欧州
メディアが報じている。
キャメロットは、デビューから無敗で英2000ギニー、英ダービー(共に英GI)を制し、1970年のニジン
スキー以来42年ぶりとなる英国3冠をかけて9月15日の英セントレジャー(英G1)に出走するも2着に惜敗。
凱旋門賞出走については陣営から明確なコメントが出ていなかった。
キャメロットの鞍上に予定されているランフランコ・デットーリ騎手は、“
フランキー”の愛称で知られる世界的名騎手で、
凱旋門賞は1995年の
ラムタラ、2001年のサキー、2002年の
マリエンバードで3度制している。
なお、今年の
凱旋門賞は有力馬に出走回避が相次いでおり、昨年の
キングジョージ勝ち馬
ナサニエル(牡4、英・J.ゴスデン厩舎)は体調不良、昨年の3着馬で日本の
エリザベス女王杯を2連覇している
スノーフェアリー(牝5、英・E.ダンロップ厩舎)は故障により
凱旋門賞回避が決定。昨年の覇者
デインドリーム(牝4、独・P.シールゲン厩舎)は、自国・ドイツのケルンで発生した馬伝染性貧血の影響で移動ができなくなり、
凱旋門賞の出走が難しくなっているが、現地の報道では再度出走の可能性を模索している模様。
3日時点で
凱旋門賞に出走予定の馬は、
オルフェーヴル、
キャメロット、昨年の2着馬
シャレータなど16〜19頭の模様で、
オルフェーヴルのペースメーカー役とされる
アヴェンティーノも出走できる見通し。最終的な出走馬・枠順は金曜日午前(日本時間同日夕方)に確定する。