長距離戦でメキメキと力をつけてきた
スカイディグニティ。ダービー2着馬
フェノーメノに1馬身差まで迫った
セントライト記念を「時計勝負に対応できるかが課題でしたが、十分に対応してくれました。ひと夏を越して心身ともに成長しています」と友道師も満足げに振り返る。1週前追い切りは、栗東CWで6F81秒4-12秒2(G強め)。攻め駆けする相手に手応えでは見劣ったが、上々の反応を見せ、馬体にも張りがある。「掛からないから距離はいくらあってもいいタイプ。相手なりに走れるし、うまくしぶとさを生かせるようなら」。さらなる距離延長は望むところ。豊富なスタミナを武器に波乱を巻き起こす。
長距離戦で開眼した
フェデラルホールが、意気揚々と大舞台に駒を進めてきた。1週前追い切りは吉田隼を背に美浦Wで6F84秒4-12秒9(馬なり)をマーク。メリハリの利いたフットワークで手応えにも余力を感じさせた。「間隔が詰まっているから疲れはあったが、1週間ほどで回復した。体ができているのでもう併せ馬をする必要はない」と中川師が順調な調整過程を振り返る。「テンに出していっても控えられる馬で折り合いの心配はない。おっとりした気性だから輸送も問題ないでしょう」。父はGIで無類の強さを見せる
ステイゴールド。血統的にも底力を秘めていそうなだけに、目下の勢いで春の実績馬たちを蹴散らしても不思議はない。
提供:デイリースポーツ