前走の
シリウスSで重賞ウイナーの仲間入りを果たした
ナイスミーチュー。ハンデ54キロと恵まれていたことは確かだが、先に抜け出した2着馬を鋭く差し切った内容は秀逸だ。これでダートに転向した2月以降は6戦4勝。田崎厩務員も「やっぱりダート馬だね。休む前はゴトゴトしていたけど、腰の状態が良くなって柔らかみが出てきた」と手応えをつかむ。1週前追い切りは小牧を背に栗東坂路で4F54秒3-13秒9(一杯)。手応えでは見劣ったが、攻めは動かないタイプ。活気があって状態は良好だ。「具合はいい。相手は強くなるけど、今の感じならやれてもいいと思う」。強敵相手に試金石の一戦だ。
レパードSで重賞初Vを飾った3歳馬
ホッコータルマエ。2着の
ナムラビクターはその後、古馬相手のOP特別を5馬身差で圧勝しており、比較をすればここでも通用する計算になる。1週前追い切りは幸を背に栗東坂路で4F54秒0-13秒0(一杯)。力のいる馬場で、軽快な動きを見せた。相良助手は「筋肉は戻っている。太めで競馬ということはないし、悪い仕上がりではない。春から夏にかけて、体重も増えて力をつけている」と成長を感じ取る。「古馬との対戦は初めてだし、やってみないと分からないが、格好をつけてくれたら先が楽しみになる」とGI戦線を見据えた。
提供:デイリースポーツ