今週のピックアップステーブルは、
ファンタジーSに
ノボリディアーナ、
メイショウガンツの2頭出しとなる松永昌博厩舎。来週の
マイルCSには昨年の
マイルCS覇者
エイシンアポロンが出走を控えており、中間の状態も気になるところ。そのあたりを含めて松永昌博調教師にお話しを伺いました。(取材・写真:井内利彰)
11月18日(日)京都11R
マイルCSに出走予定の【
エイシンアポロン】について
―秋の2走はこの馬らしくないレースが続いていますが?
「春はアク
シデントもあって、順調さを欠いたところはあるんですが、この秋は順調に来ているんですよ。だけど前走も4角を絶好の手応えで回ってきて伸び切れず。こんなものじゃないと思うんですが」
―春のアク
シデントが尾を引いているんでしょうか?
「見た目には全く問題なく、調教をやれているので、目に見えない部分で尾を引いているんでしょうか。ただ前走は馬体が太目だったような気もするので、今回は10キロは絞っていくつもりで調整を進めています」
―1週前追い切りも抜群の動きを見せていました。
「はい、追い切りの動きは本当にいいんですよ。来週もジョッキーに乗ってもらって、しっかりとやる予定です。そろそろ変わって欲しいですよね」
11月10日(土)京都11R
ファンタジーSに出走予定の【
ノボリディアーナ】について
―新馬戦は内回りにも関わらず、中団から鋭い脚を使っての勝利。強いレース内容でしたね。
「レースセンスがありますよね。勝負根性もありますし、初めてにしては非常に中身のあるレースでした」
―レース後はすぐにこのレースを目標にされたんですか?
「間に挟むと間隔が詰まりますし、あのレースっぷりの良さならいきなりの重賞挑戦でもと思い、ここを目標にしました。この中間も順調に調教を消化できましたし、追い切りもしっかりやれたので、楽しみですね」
11月10日(土)京都11R
ファンタジーSに出走予定の【
メイショウガンツ】について
―2戦目に逃げ切り勝ちを決めましたが、こちらは少し間隔が空きましたね?
「前走後に短期放牧に出して、この中間はゲート練習も入念にやりました。そんなこともあって、少し間が空きましたが、気のいいタイプなので、久しぶりは気にしていません」
―最終追い切りは坂路で4F54.5秒と目立って速い時計ではありませんでしたが?
「調教が必要なタイプでもないので、このくらいでいいと思います。前走はハナに行く形になりましたが、ハナにこだわる馬でもないので、今回は中団あたりでの競馬になるんじゃないでしょうか」
11月11日(日)京都6R 3歳上500万下に出走予定の【
カロッサル】について
―休養明けになりますが、最終追い切りの動きは絶好に見えました(CW6F81.7〜1F11.9秒)
「追い切りは動きますからね。久しぶりでも仕上がりはいいですよ」
―芝で実績のある馬ですが、復帰戦はダートですね?
「芝レースを考えていたんですが、なかなかレースがなくて。福島まで輸送して使うくらいなら、ダートもこなせなくないので、京都で使うことにしました。未勝利で1走していますが、出遅れて参考外のレース。今回は楽しみにしています」