23日、園田競馬場で行われた第51回楠賞(3歳上・ダ1870m・1着賞金250万円)は、道中スローペースで各馬一団のまま進んで2周目3コーナーへ。4コーナー手前まで中団に待機していた田中学騎手騎乗の1番人気ハイパーフォルテ(牡5、兵庫・平松徳彦厩舎)が、最後の直線半ばで5頭横一列から抜け出し、4コーナーで外を追い上げてゴールまでよく脚を伸ばした5番人気ニシノイーグル(牡4、兵庫・橋本和男厩舎)にアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分3秒3(重)。

　さらに2.1/2馬身差の3着に、2番人気マンボビーン(牝4、兵庫・野田学厩舎)が入った。なお、3番人気メイレディ(牝3、兵庫・保利良次厩舎)は6着に敗れている。

　勝ったハイパーフォルテは、父クロフネ、母アジアンリゾート、その父Capoteという血統。叔父のオウケンブルースリは、08年菊花賞など重賞2勝。約7か月ぶりの前走は4着に敗れていたが、叩き2走目と距離延長で決め脚を発揮。10年兵庫ダービー以来、2年5ヶ月ぶりとなる3度目の重賞制覇。通算では9勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆ハイパーフォルテ(牡5)
父:クロフネ
母:アジアンリゾート
母父:Capote
厩舎:兵庫・平松徳彦
通算成績:28戦9勝(JRA1戦0勝、重賞3勝)