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阪神JFアユサン、丸山元気騎手ら陣営インタビュー/美浦トレセンニュース

  • 2012年12月05日(水) 18時38分
阪神ジュベナイルフィリーズ(GI・芝1600m)に出走予定のアユサン(牝2・手塚貴久厩舎)について、陣営のコメント。

アユサンについて、手塚貴久調教師。
「今日(12/5)の追い切りは、併せ馬でやりましたが、予定通りの内容を消化できました。トモが弱い馬で、まだそのあたりがしっかりしていませんので、初めての長距離輸送は少し心配ですね。前走後はダメージがあったので、10日間ほどケアしていましたが、今の状態は良いと思います。体質がまだ強化されていないので、昨年のアイムユアーズに比べれば、まだ足りない感じはありますが、能力は高いですし、GIレースでも十分に戦えると思います」

◆追い切りに騎乗した丸山元気騎手
「デビュー前から良い馬だということはわかっていましたが、新馬(芝1400m・1着)、前走(アルテミスS・芝1600m・2着)と、それを証明してくれたと思います。新馬戦での勝ち方も良かったですし、前走も、直線での伸び脚が良かったですね。

普段は我が強い女の子で、ゲート裏でも元気なところを見せています。馬込みに入って競馬をしたことがないのではっきりとはわかりませんが、勝負根性があり、それが最後の脚につながっていると思います。牝馬特有のスイッチが入りそうな難しい部分もありますので、厩舎スタッフも、そのあたりに気をつけてくれているようです。

先週の追い切りは、全体時計はゆっくりでしたが、終いの反応は良かったです。今週は息を整える程度でしたが、今日(12/5)も終いの反応は良かったです。馬格もありますし、精神的には強そうなので、輸送もこなしてくれると思います。トモがまだしっかりしていないので出遅れていますが、前走は新馬に比べれば、それほど悪いスタートではなかったですよ。あまり後方の位置取りにならないようにうまくゲートを出て、リズム良く走らせることができればと思います。

阪神は、ある程度直線も長いですし、差しも追い込みも決まっているので、コースは気にしていません。オーナーをはじめ、関係者の方のおかげで、GIでもチャンスのある馬に乗せていただけるのは嬉しいことですし、少しでも恩返しができればと思っています」(取材・写真:佐々木祥恵)

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