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ルルーシュ藤沢調教師、横山典騎手インタビュー/美浦トレセンニュース

  • 2012年12月19日(水) 17時55分
 今週末に行われる第57回有馬記念(GI・芝2500m)に出走するルルーシュ(牡4・藤沢和雄厩舎)陣営から、管理する藤沢和雄調教師、騎乗予定の横山典弘騎手に話をうかがった。(取材・写真:佐々木祥恵)

藤沢和雄調教師
 今年の3月に復帰してから、随分競馬に使ってきましたので、夏に北海道で2戦した後に、一息入れたのですが、元気になって帰ってきました。帰厩後の調教がちょっと甘かったのか、体重が増えていて余裕があったこともあり、秋初戦のオールカマー(GII・芝2200m・4着)は思ったよりも走れなかったですね。前走のアルゼンチン共和国杯(GII・芝2500m)は、オールカマーより良い仕上がりで、強い競馬で勝ってくれました。

 この中間も十分に調教を積んできていますし、今日は調整程度の内容でしたが、馬は元気も良いですし、状態も良いですよ。スタートも上手で、中山に合っている馬だと思っていたのですが、オールカマーは流れも向いていなかったと思います。今回は、メンバーも強化されますし、ペースも流れるでしょうから、この馬に合う流れになると思います。あとはこのメンバーに入ってどの程度やれるか、楽しみと不安がありますね。

 シンボリクリスエスゼンノロブロイ有馬記念に初めて挑戦した時は、クラシックレースに出走していましたから、既に一線級との対戦を経験していました。ルルーシュは、一線級との競馬が初めてになりますので、期待も不安もありますが、将来はやはりクリスエスやロブロイのようになってくれるといいなと思っています。

 1年以上休んでいましたが、復帰後はここまで順調に来ていますし、年末に素晴らしいレースに出られるということは、厩舎でも喜んでいます。来年も活躍してほしい馬ですし、強い相手にあとどれくらい戦えるか楽しみです。そして今後は、GIレースの常連になってくれればと思っております。

◆騎乗する横山典弘騎手
 今日の追い切りは、時計はさほど速くはありませんでしたが、順調に来ています。元々、いいものを持っていましたから、成長したというより、ここまで順調に来ていますし、順調に来さえすれば、オープン入りできる馬だと思っていました。

 前走のアルゼンチン共和国杯で、目一杯の競馬をしましたので、トモの状態がどうなるか不安もありましたが、レース後も調子が良いですし、これまでの中で一番良いデキで出られると思います。ようやく、この馬本来の力を発揮できるようになってきた感じですね。中山の2500mも、心配はしていません。

 今回は、これまでの相手とはメンバーが違いますので、そのあたりがどうかと思いますけど、ヒケは取らないのではないかと思っています。いつも通り、馬のリズムを崩さず、騎乗するだけです

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